名曲喫茶の記憶.4~鶴ヶ島編《お客様》

お客様を無くしては商売語れませんので、カデンツァの数少ない(!)お客様の中から、これからしばらくは記憶で辿れたお客様について書かせていただこうと思います。

お客様第一号は、なんと若い女性でした。(この場合、元同僚、友人、縁故関係除きます)

折り込み広告の「ぱど」を見て下さったとのこと。

趣味で作曲家のイラストを描いてネットに載せているとの事で、拝見したらいわゆる肖像画とは違い、少女漫画の劇画調タッチで描かれていた記憶があります。ハンドルネームも教えていただいたのですが、これは残念ながら忘れてしまいました・・

ご自身はメンデルスゾーンが好きとの事で、当時発売されていたメンデルスゾーンの全集も買われたとの事でした。


当店のお隣のマンションにお住まいの単身赴任中のお客様。

21時頃によくお見えになり、紅茶をオーダーしていただきました。

どうやら、一杯呑んでから来られていたみたい。

バッハがお好きで、オルガンやチェンバロをヴァルヒャの演奏で聴かれました。

パソコンにたんまりリッピングして単身赴任されたそうです。

こちらのお客様がみえるとオルガン曲を店内がビビるくらい大音量で流したりもして、これがなかなかストレス解消になりましたね。

なにしろ、上は雀荘、隣はコリアンパブですから、その点遠慮はいらなかったです。


ご年配でスキンヘッドの男性がみえました。

細身で年齢の割になかなかの長身、どてらのようなものを羽織って、ちょっと筋者の風格も漂わせています。

私の中で緊張が走りました。

会話は覚えていません。(笑)

確かこの時はオーダーも受けていません。遅い時間にコーヒーを飲むと眠れないとかで・・・

覚えているのは、「レコードを持ってくればかけてくれるのか?」と、「自分はこの界隈の"わかば風の会"のメンバーだ」(;'∀')ヤッパリ という会話です。

それから、しばらくして本当にみえました。

ピクチャーレコード(たしか美空ひばり)と天満敦子の望郷のバラードのCDをご持参されて・・・・

そりゃあ、かけましたとも。。

でも、話しをよく聞くと、"わかば風の会"って、シニアの方々が主体の地域福祉市民活動のグループだそうで、むしろ素晴らしいグループだったのです。

そして、このお客様?(この時もオーダーいただいてませんが・・・)から案内されて、後日蕎麦打ちの会にも参加したのでした。笑


あと、天満敦子の望郷のバラードのCDをいただきました。

↑ あと、この額もいただいちゃいました。


そして、このお客様との出会いから、この後とてもお世話になるエピソードへと続きます。(それはまたの機会に)


人は見かけで判断してはいけません。というお話しでした。

ホントに失礼しました。m(_ _)m


まだまだ、お客様たちのお話は続きます、、

"名曲喫茶の記憶"

名曲喫茶の元店主が"当時の記憶"と、その後の"あれやこれや"を置いておくページです。

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