6/27 林朝美&飯尾久香 Duo Concert

6/27(水)のソワレコンサート。

ピアニスト林朝美さん、チェリスト飯尾久香さんのデュオコンサート。

林さんも飯尾さんもカデンツァではたくさん出演していただいていて馴染みのアーティストさんなのですが、お二人の共演は初めてとのこと。

桐朋の先輩後輩で、学生時代に共演の予定がキャンセルとなってしまった以来、8年ぶりの共演だそうで、これは楽しみ。

いろいろあって、企画が決まったのがほぼ一カ月前、、、

という中、練られたプログラムでしたが、ソロ、デュオ交えてなかなか聴き応えのある楽曲が並びました。

・ハンガリアンラプソディー/ポッパー

・フラメンコ/タフネ(チェロ独奏)

・無伴奏チェロ組曲第一番よりプレリュード/J.S.バッハ(チェロ独奏)

・マカベウスのユダの主題による12の変奏曲

・ラ カンパネラ/リスト(ピアノ独奏)

・ピアノとチェロのためのソナタ第3番/ベートーヴェン

アンコール 白鳥/サン=サーンス

「フラメンコ」とバッハの無伴奏チェロ組曲という、趣の異なる2曲の無伴奏曲を披露してくれた飯尾さん。

林さんは、レパートリー拡充を目指し、リストの「ラ・カンパネラ」を演奏。

薬指と小指のトリルを説明する林さん。

ただでも重めのカデンツァのピアノの鍵盤が、この梅雨の時期に大リーグボール養成ギプスのようになってしまっていたらしく、軽やかな楽曲の表現に苦心されたようです。

MCでは今回の共演に至るまでの裏話や学生時代の話も・・・

デュオではポッパーでの飯尾さんの超絶技巧や、2曲のベートーヴェンでの林さんの重厚かつ色彩感豊かなピアニズムも聴けました。

ベートーヴェンのソナタは全楽章弾くのは2人とも初めてのようでしたが、高い集中力とスキルで、事前の合わせが一回とは思えない充実した演奏を披露してくれました。


アンコールは、林さんからのリクエストで「白鳥」が演奏され、しっとりムードで終演。

お客様からは再共演の要望も多々あり、スケジュールが合えば秋ごろにも実現するかもしれないようです。

期待したいですね♪

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